ツツジ
学名:Rhododendron
和名:躑躅
英名:Azalea
ツツジ(躑躅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称である。ただし、日本ではこの中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲとを古くから分けて呼んでおり、これらはしばしば学術的な分類とは食い違う。ツツジ属の植物は概ね、低木から高木で、葉は常緑または落葉性である。世界に850種ほどが確認されている。雑種も多く、花を少し見ただけでは「ツツジ」の仲間ということまでは、すぐ解るが、種まで鑑別することは難しいことが多い。このため下記のような部分をよく観察する必要がある。
雄蘂の本数、毛の有無
雌蘂や子房の毛の有無
葉の形、毛の有無
最も樹齢の古い古木は、800年を超え1000年に及ぶと推定されている。
日本で言うところのツツジや、サツキは公園や道路の分離帯などの植え込みにしばしば見られる。日本では長い栽培の歴史を持ち、早くから育種も進んだ。元禄5年(1692年)に伊藤伊兵衛により刊行された「錦繍枕」は、世界最古のツツジ、サツキ専門書である。
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ツツジ属 (Rhododendron) は便宜上、落葉性のツツジ類と常緑のシャクナゲ類とに分類されるが、日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものはホンシャクナゲの仲間に限られ、常緑であってもそれ以外の殆どは「シャクナゲ」とは呼ばない。
西洋では、アジアからヨーロッパに常緑のものが持ち込まれて園芸化されたものが、ロードデンドロン(Rhododendron) と呼ばれ、また、アメリカなどで落葉性のものが園芸化されてアザレア(Azalea) と呼ばれるようになった。
ツツジ属は、大きくヒカゲツツジ亜属とツツジ亜属に分類される。
Rhododendronは、rhodon(バラ)+ dendron(樹木)の意味。
ヒカゲツツジ亜属
エゾムラサキツツジ Rhododendron dauricum
ツツジ亜属
ヒラドツツジ Rhododendron×pulchrum
ケラマツツジに、モチツツジ、キシツツジ、リュウキュウツツジが交雑してできた。
ケラマツツジ Rhododendron scabrum G.Don
キシツツジ Rhododendron ripense
キリシマツツジ Rhododendron×obtsum
リュウキュウツツジ Rhododendron×mucronatum
シロヤシオ(ゴヨウツツジ) Rhododendron quinquefolium Biss. et Moore
ムラサキヤシオ Rhododendron albrechtii Maxim.
レンゲツツジ Rhododendron japonicum
ヤマツツジ Rhododendron kaempferi var. kaempferi
トウヤマツツジ Rhododendron simsii
ミヤマキリシマ Rhododendron kiusianum
サツキ(サツキツツジ) Rhododendron indicum
ミツバツツジ Rhododendron dilatatum
コバノミツバツツジ Rhododendron reticulatum
モチツツジ Rhododendron macrosepalum
カラムラサキツツジ Rhododendron mucronulatum
オオムラサキ Rhododendron pulchrum Sweet
コメツツジ Rhododendron tschonoskii
ビレイア Rhododendron Vireya
シャクナゲ亜属
アズマシャクナゲ Rhododendron degronianum
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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